2012年1月7日(土)

ドバイで大吟醸酒を1本17万円で売った梅乃宿!

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

 二子玉川駅にできた新しい商業施設のRISE(ライズ)。どんなものかと昨年9月に見学に行き、最後に地下の食料品街を見に行きました。さすが高額所得層が住む町、新宿伊勢丹クラスの地下食品街となっています。

 その一角にお酒売り場があり、若いお嬢さんが日本酒の試飲を勧めていました。どうしよう?若い娘さんに勧められたら断れず、拙くても買わなければいけないし。そんなことは気にしないかみさんは、「奈良県のお酒だって、飲んでみようよ」。そんなんで奈良県の梅乃宿酒造の日本酒「梅乃宿」を試飲しました。

 お店に立っていた20台のお嬢さんは梅乃宿の正社員で、東京に住み込み営業活動を行っているとのこと。なるほど、一生懸命売ろうと努力している酒蔵は、若い女性まで東京に送っているのか。

 「内の酒蔵は若い杜氏や社員が多く、一所懸命日本酒を広めようと努力しています。この山廃仕込の純米吟醸も私たちの自信作で、期間限定で売っている物です。」と紹介してくれました。飲めば香りも良くフルーティーで、飲んだ後も爽やかです。通ぶって言えば、「ふくらみがあって引き込みも良い」と言う表現でしょうか。値段も4合瓶(720ml)で1500円くらいと手頃なので、迷わず買うことにしました。

 「内の社長は頑張っていて、海外にもお酒を売りに行っています。一番驚いたのがドバイで、うちの大吟醸酒が桁2つ違って売れたことです。」販売価格が桁2つ違う!ほんとかなと思いながら、お店を後にしました。

 夕食では早速、梅乃宿の山廃仕込純米吟醸を頂きましたが、食事にも合う非常に美味しいお酒です。私のお気に入りは福島県会津の「風が吹く」なのですが、この梅乃宿も非常に美味しい。さっそくお気に入りリストに登録です。

 夕食後、日本から輸出された純米大吟醸(日本だと5000円)が、ドバイで1本17万円で売れたというネット記事を見ました。酒蔵はどこかと見ると、やはり梅乃宿でした。二子玉川で会ったお嬢さんの話は本当だったのです。確かに桁が2つ違う。ホテルの売値で梅乃宿が卸した金額では無いのでしょうけど、末端価格とはいえもの凄い金額です。

 梅乃宿酒造の吉田社長の関連記事には、“3年ほど前から輸出に力を入れ始めた。吉田社長は昨年、アメリカや香港などに計16回、海外出張し、現地の飲食店向けの日本酒勉強会を開催。年間約2000万円だった海外売り上げは、ここ数年、増え続け、昨年は約1億2000万円に上った。”と記載されていました。

 この美味しいお酒なら海外でも喜んでもらえるはずです。梅乃宿には益々頑張ってもらって、地方蔵元の星になってもらえればと思っています。

          梅乃宿山廃仕込純米吟醸

          梅乃宿山廃仕込純米吟醸の成分表示

追記)後日、西武デパート池袋本店の地下街お酒コーナーで、梅乃宿の試飲の営業をしていました。先日のお嬢さんとは違いますが、やはり若い女性営業の方です。この時は、純米大吟醸を売っていたのでこれを買いました(2800円と大吟醸クラスではそれほど高くない)。これがドバイで客には10万円で売れるのかと思い、早速その晩飲みました。大吟醸もなかなか美味しいお酒ですが、どちらが好きかと言うと山廃仕込純米吟醸の方が味わいがあって私は好みです。西武池袋店には梅乃宿山廃仕込純米吟醸のお酒が置いてあるので、池袋に行くたびにせっせと買わせてもらっています。

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