2012年3月2日(金)
札幌大倉山シャンツェから眺める石狩平野
札幌駅の西南西方約5km(円山公園の少し先)にスキージャンプ台の大倉山シャンツェがあり、2月に札幌に行った折に遊びに行きました。ジャンプ競技については何の知識もなく、市営地下鉄円山公園駅から乗ったタクシー運転手さんに色々教えて頂きました。
・札幌には、大倉山シャンツェと宮の森シャンツェの2つのジャンプ台がある。大倉山シャンツェはラージヒルで、宮の森シャンツェはノーマルヒル用となっている(私はずっとスタートする地点を調整して、ラージヒルとノーマルヒルを行うと思っていましたが、そうでは無く別々のジャンプ台が用意されていたのです)。
・現在地元の最も熱い声援を受けているのが、中学生女子ジャンパーの高梨沙羅(1996年10月生まれなので、若干15歳)。彼女はK点をはるかに超えて飛んでいく天才ジャンパー。ジャンプ競技は落ちていく恐怖との戦いで、なかなか体勢を地面と平行にできないが、彼女にはその恐怖心が全然無く、見事に平行を保ったまま跳躍している。ただ何かの事故で恐怖心が芽生えてしまうと、その体勢が維持できなくなってしまうのではと心配されている。
大倉山は標高307mでこの東斜面にジャンプ台があります。大倉山シャンツェの下まで車で行くと、長いエスカレーターで上がり、上ったところから次はにリフトで頂上の展望台まで上って行きます。ジャンプ台から落下してくる地点に130、129、128とか1m毎に数字が並んでいます。120mにK点のマークが出ています。146m付近に伊東大貴選手のバッケンレコードがあります。落下する斜面は物凄い急勾配で、ひきつる様な角度です(45度くらいに見えますが、実際は38度)。当日はこの急斜面を圧雪車が何度も登ったり下ったりして整備していました。落下斜面の上が滑走斜面で、リフトは滑走斜面の上の展望台まで上がって行きます。
大倉山シャンツェの落下斜面
当日は快晴で、景色が素晴らしく札幌市内を遠くまで見渡せました。石狩平野が延々と続いています。一番高い建物が、札幌駅にあるJRタワーズ(日航ホテル)。タワーマンションもかなりの数があります。大通り公園は上からの眺めでも直ぐ分る幅があり、奥の方にテレビ塔が見えます。日本の大都市とは違った碁盤の目で整備された札幌の町。クラーク博士の銅像の立っている丘に行くよりは、大倉山シャンツェ展望台から札幌の街を一望した方がダイナミックで絶対お勧めです。
大倉山シャンツェ展望台からの札幌市内の景色
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