東北地方のディーラー店舗、除雪機も売る

都市鑑定アドバイザリー（株） 不動産鑑定士　田中祥司

青森県内で、スズキのバイク、自動車の販売店を営む方から聞いた話しです。

「バイク、自動車を売るだけでは利幅は少なく、商売としては面白味が無いです。自分達が何とかやっていけるのは、売った後の修理の仕事をもらえるからかな。」「ああ、そう言うもんなんですか。アフターサービスがベースになって、商売が安定するんですね。」

「変わったところでは、除雪機を売っています。除雪機はホンダ製だけど、作ってるのがタイ工場。昨年は洪水で生産が少なくなり、もらっていた受注をこなせませんでした。今年は昨年売れなかった分と今年分と一気に売るので、これから忙しくなります。」「除雪機って誰が買うんですか？役所とかが購入して、道路の除雪を行うしか思い浮かばないんですけど？」「あぁ、普通の個人さんが買うんです。道路の雪掻きだって、重労働でしょう。雪を飛ばす小型の除雪機が人気で、１機４０万円から１００万円くらい。これを結構皆さん現金で買いに来ます。」

農業だって畑に鍬を入れて耕す人なんて、今や都会の趣味人だけ。普通は耕運機で、あっという間に耕してしまいます。同じように毎日雪掻きする人には、除雪機が必需品になるのか。ところ変われば、売れる物も違います。