2013年4月7日(日)

ごぼう料理で地域興し

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

ランチで良く行く銀座2丁目のイタリアン「ベルニーニ」。ここで出されるスープ、サラダがとても美味しいのですが、中でも一番のお気に入りは「ごぼうのスープ」です。ごぼうがイタリアン料理に合うのかな?と思いながら、一口飲んでみるとこれがとても美味しい!ごぼうの旨味と苦味、玉ねぎ・ミルクの甘味が一体となって、とてもコクがあるスープとなっています。ジャガイモで作るビシソワーズのごぼう版と言う感じです。

自分でも作ってみようと、クックパッドでレシピを見ながらトライ。お店ほどではないにしろ、まあまあ満足の行く味に仕上がりました。作り方は、ごぼうと玉ねぎを薄切りにして炒める → 水を入れて20分くらい中火で煮込む → ミキサーにかける → 豆乳(もしくは牛乳)、生ミルクを入れ、コンソメ顆粒(鶏ガラスープ)、塩、こしょう、(隠し味で砂糖)を入れて、味を調える。ざっとこんな感じで、50分くらいの工程です。

先日、居酒屋で食べたサラダで美味しかったのが、「揚げごぼうのサラダ」です。細切りにしたレタス系葉物の上に、揚げてカリカリにした薄切りごぼうを乗せ、サザンアイランドのドレッシングをかけたサラダです(少しゴマドレッシングも混ざっていたかも)。葉物だけのサラダよりも、甘味、苦味が加わり、美味しく仕上がっています。クルトンを乗せてカリカリの触感を出すのと、同じ効果もあります。

もう一つごぼうの話しでは、「ごぼう茶」を作って人気になっている長野の女性をテレビで見ました。ごぼうを薄切りにして、天日で何日も干し、できあがったごぼうの茶葉を煮出してお茶として飲む。これが色々な成分が入って、漢方薬的に薬効がある。健康を気にする女性に大人気となっているという話でした。

ネットで効能を調べると「ごぼう茶には抗酸化成分であるサポニンやタンニン、クロロゲン酸が豊富。サポニンは、コレステロール値を下げ、脂質の酸化を抑制し、血栓や動脈硬化を予防する働きがある。イヌリンは、冷えやむくみを軽減する働きがある。」と書いてあります。

ごぼう料理だと、きんぴらごぼう、天ぷら、けんちん汁、牛肉のごぼう煮等が一般的ですが、上記のようにスープ、サラダ、お茶と色々な料理法もあります。そして、意外なほど美味しい料理に仕上がり、健康にも良い。今まで脇役だったごぼうが結構主役を張れるかも知れません。ごぼうの名産地なら、ごぼうを主役にした料理を色々考案し、ごぼうで地域興しをすることができそうです。

追記)ごぼう生産量は平成22年度で、青森県が52,700tで断トツの1位。2位茨城県20,000t、3位北海道17,600tと続いています。

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