2014年10月22日(水)

島根県美郷町ツアーその2 滅茶旨いイノシシ肉

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

 島根県美郷町ツアー二日目の昼食が、地域の人たちが手作りで作った産直市場「やなしおの里」の臨時会場でした。やなしおの里は、平成7年に8人の仲間で立ち上げ無人式で野菜を売り出したそうです。その後平成14年11月に非常に簡易な(確か総額500万円と聞きました)産直市場店を作っています。

 現在の年間売り上げ目標は1000万円。20%を施設維持費で徴収し、80%を生産者に還元する仕組みです。40名の会員ですから、1000万円×80%÷40人=年間一人平均20万円。決して大きい金額ではありませんが、自分たちの生産物を直接消費者に売ることができるお店は、地域の人には貴重な存在となっています。

 そこで当日頂いたのが、地域の皆さんがこしらえてくれた地元食材の押し寿司と「山くじら」です。山くじらとは、イノシシ肉のこと。イノシシは畑を食い荒らす憎き存在で、毎年適当に駆除しており、それが本日のメイン食材です。地元の方が、炭火の上に網を敷き、豪快に肉を載せてバンバン焼いてくれます。

 野生のイノシシかぁ。結構生臭いのかなと思って口に入れると、これが信じられないくらいに旨い!旨すぎる!

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美郷町の皆さんが作ってくれた飾り寿司

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薄くスライスされたイノシシ肉の炭火焼

 肉は薄くスライスしてあり、少し乾いた感じです。よく聞くと数か月前に仕留めたものを保存しておいた肉だそうです。肉の臭みは全く無く、肉の甘みがあり、油が少ない肉は軽くてどんどん食べられます。焼肉のタレは旨みを消してしまうので、軽く塩コショウして食べます。折角作ってもらったお寿司はできるだけ食べないで、ここぞとばかりイノシシ肉に突進しました。そうだ私は干支が猪で縁もあるから、イノシシ肉に猪突猛進だ。

 イノシシ肉と一緒に焼いてくれた原木シイタケも厚みがあって、甘みがあって、香りもあってこれも絶品でした。イノシシ食べて、シイタケ食べて、ビールを食らう。いやー、最高のランチでした。

 「このイノシシ肉は売ってもらうことはできるのですか?」と聞くと、売って売れなくはないけど、売ることはあまり考えていないような返事でした。グラム800円くらいにしないと売れないみたいな声も上がっていましたが、美郷町の人達はこのイノシシ肉の価値に気付いていないのかも知れません。この肉なら間違いなく高級牛肉より高く売れる。東京ならグラム2000円でも、買う人がいくらでもいるはずです。今ここで食べている味が保証されるならですが。

 今回もわざわざ島根県美郷町まで行った甲斐があった。このイノシシ肉が再び食べられるのなら、もう一度絶対に来ます。東京のイノシシ肉がどの程度の味なのか、まだ行ったことが無い両国の「ももんじ屋」に行ってみようと思います。

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