2015年2月20日(金)

大塚家具銀座店でオフィスチェアを探す

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

 事務所の椅子が私の重い体重に耐えきれなくなり壊れてしまいました。座席が一番下にさがって戻らず、PCのキーボードを打つのに不便この上ありません。早く椅子を買おうと、近所の大塚家具銀座店(銀座1丁目)に見に行きました。

 3か月前にもお台場店に行き受付で名前を書かされました。今回も相変わらず受付で名前を書かされます。若者風に「マジ、ウザい」と思いながら住所氏名を書き、40代男性社員に案内されました。銀座店はさほど大きくないので、置いてあるオフィスチェアの展示数も少数です。全部で7、8点くらいの椅子しかありません。

 「これが良いですよ」と勧められた椅子は革張りで、まあまあしっかりした座り心地です。うーん、まあこれでも良いかなと思って値段を聞くと、38万円との回答。38万円!この椅子が!7、8万円と思っていたので、あまりの想像と違いで、消費税含むのか別なのかも聞き忘れてしまいました。もう一つ気に入ったメッシュ状の椅子も30数万円とのこと。いくら何でも椅子に30万円以上は出せないわなあ。そう思って結局椅子は買わずに、大塚家具を後にしました。

 後日、新宿に仕事に行った折、東急ハンズ新宿店に寄ってみました。ここには、下は3万円台から上は10数万円までの手ごろな価格帯の椅子が置いてあります。それも10数種類以上も。何回も何回も順繰りに座り心地を確認することができます。数日前に行った大塚家具のおかげで安く感じてしまい、座り心地のしっかりした椅子をその場で購入してしまいました。

 3か月前に大塚家具お台場店に行った時も、本棚を買おうか買うまいか迷っていたので、接客されるのは面倒くさいと、かみさんと二人で見て歩きました。しかしお台場の巨大店舗は案内なしで見て回るのは結構大変です。最後に説明を受けようと、近所にあった電話で係りの方を呼び出しました。待つこと10分以上、ようやく店員さんが来ました。買わないで店員さんの説明を聞くのもしんどいし、買いたくなったら店員さんが来るまで10分以上も待たなければならない。適当に売場に店員さんがいて、聞きたい時に教えてくれるだけで良いのに。そう、ビックカメラや、ヨドバシのように。

 高級な家具を専門家が付いて懇切丁寧な積極を行うと言う大塚家具のスタイルも、手頃な価格で良い品物を置いておかないと益々厳しくなるのではないでしょうか。ニトリなどに行っても、「お値段以上、ニトリ」とCMに流すのが理解できるくらい、そこそこ良い品物が手軽な価格で売られています。

 今回の大塚家具の親子間の内紛を見ていると、社長である娘さんが言っていることの方が正しいよなと、消費者の立場からは見えてしまいます。

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