ブダペストのランゴシュ

都市鑑定アドバイザリー（株） 不動産鑑定士　田中祥司

　土曜日朝８時テレビ朝日放送の「旅サラダ」。１０月１７日放送で、ハンガリーの首都ブダペストが取り上げられていました。

　ドナウ川が真ん中を流れ、丘の上が「ブダ」、対岸にある下町が「ペスト」。ドナウの真珠と呼ばれる歴史的建物が多数残る絵に描いたような街並みです。ブダには世界遺産のブダ城やブダ王宮があります。橋を渡ってペスト側に行き、中央市場が紹介されました。通路の天井高さが２０ｍくらいありそうな巨大な市場。ここで紹介されたのが地元の名物料理「ランゴシュ」です。

　小麦粉を練ったピザ生地を直径３０ｃｍ位に平らに丸く伸ばし油の入った大鍋に投入。インド料理店のナンのような丸く大きな揚げパンが出来上がります。これにサワークリームを薄く塗り、葉物（ルッコラ？）をたっぷり敷き、サラミ、トマト薄切りを載せて完成。ピザ風揚げパンという感じの食べ物です。リポーターの女性は、外はカリッと中はふわふわと表現していました。

　なるほどとても美味しそうな食べ物です。東京の何処で食べられるのだろうとネット検索してみましたが、それらしきお店はなかなかヒットしません。そうなのか、ランゴシュなんて初めて聞く名前だし、どこもまだメインに扱っていないのか！そうなると早くやった者勝ちです。

　もう少し情報を拾ってみると、生地にはジャガイモも含まれている。ニンニクのペーストを塗り、他にも店によってはジャムやチョコレートなどを選べる。味付けが選べるので子供から大人まで楽しめるお手軽な食べ物、と書いてあるブログがありました。

　そうだよな、揚げパンと考えれば甘いもの系でも充分いけるよな。サワークリームを塗って餡子や小倉。クレープみたいにホイップクリームにイチゴ、バナナ、チョコをトッピング。直径１５ｃｍくらいにすれば気軽なスナックになります。

　採れたて野菜が美味しい農家食堂でも、人気の一品になる可能性もありそうです。今度地方農村巡りツアーに参加した折には、酔った勢いで地元の方に話してみたいと思います。