2016年5月14日(土)

田崎真也が語る日本のワイン

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

 5月10日BS日テレの「深層NEWS」の放送で、日本を代表するソムリエの田崎真也氏が日本のワインについて語っていました。

・日本のワインは、ここ15年、20年でどんどん品質が向上している。甲州市の中央葡萄酒・三澤彩葉さんが日本独自の葡萄「甲州」で作った白ワインが、世界ワインコンクールで金賞を受賞した。その後世界19か国に輸出をし始めた。塩尻のワンといーのワイナリーでも、「マスカットベリーA」という日本固有の葡萄を栽培している。昨年からシンガポールでテスト販売も始めている。「産地の特徴がようやく見え始めてきた」とサントリー製造担当者がインタビューに答える。

・ワインの質が良くなっている理由は、ワイン用のブドウの質が良くなったことと、作り方が上手になってきたこと。普通ワインの味は、ブドウの出来が80%を占めると言われる。残り20%が旨さを引き出すテクニック。日本の環境は雨が多く、ワイン用のブドウ作りには向いていない。これを栽培方法の工夫で良いワイン用のブドウが作れるようになってきた。ただブドウの木は寿命が長いので、本当の結論が出るまではまだまだ時間が掛かる。

・雨が多い地域では、ブドウの木が水を吸う前にどう水を排出するか。どれくらいの間隔で木を植えるか。どれくらいの葉っぱを残せばよいか。どの程度太陽に当てればよいか。これらを試行錯誤しながらブドウ作りを行って、品質を向上させている。

・元々日本では食用のブドウを沢山作ってきた。売れ残ったブドウでワインを作っていた。そうではなく最近はワイン用の良質のブドウ専用に作り始めている。

・和食に合うワインの見分け方(ワインと料理のマリアージュ)。白ワインであれば酸味が強いので、レモンを絞ったら美味しくなるだろうという料理に白ワインが合う。赤ワインは渋みが味のポイント。スパイスを掛けたら美味しくなる、例えば一味唐辛子を掛けたら美味しい料理には赤ワインが合う。焼鳥ならレモンを掛けても美味しいし、一味唐辛子を掛けても美味しいので、白ワインでも赤ワインでもどちらも相性が良い。

・日本料理も本当にワインに合わせようとしたらちょっとした工夫が必要。日本食は上手に甘みを付けているが、甘いだけの料理だと赤ワインの渋みが強調され過ぎてしまう。日本食の料理に少しビネガーを足した味付けにすれば、より一層赤ワインが美味しくなる。オリーブオイルを少し掛けるだけでも赤ワインの酸味に合う味になる。

・自分の好きなワインを見つけるには、産地よりもブドウの種類で見極めた方が良い。このワインが好きだなと思ったら、ブドウの種類を覚えておく(赤ワインであれば、カベルネソービニオン、ピノノワール、メルロー等)。産地で好き嫌いを見つけるよりもブドウの種類で判断した方が間違いが無い。

ワインに関しての発言は概ね以上の内容でした。日本酒に関してはかなり詳しくなりましたが、ワインは丸っきり分かっていません。田崎真也さんの説明を信じて、これから一生懸命ワインに詳しくなりたいと思っています。

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