2010年7月1日(木)
中国関連の話題
最近聞いた話の中でも、中国とのビジネスを真剣に行おうと言う方が何人もいました。日本だけで商売になると言う常識では先細りしかないので、先駆者を見習って私も何とか中国関連のビジネスを展開したい、と密かに思っています。
・人材派遣業で会社を上場させた創業者(40歳台半ば)が、これからは中国での人材派遣事業を行うと言うことで、まずは本人が1年間北京の大学で中国語を学んで言葉をマスター。現在北京に住んで人材派遣業(主に携帯電話販売員)を始めている。飲食業でもお店を仕切れる人材を日本から送り込めれば、今後大きなビジネスになると読んでいる。
・社員10人くらいの不動産会社を経営している方も、不動産業から中国企業とのM&Aにビジネスを転換しようと、半分は北京に行っている。最近は実業にも乗り出し、中国でカット野菜の工場を買い取った。ここの工場でカットした野菜を、日本の牛丼チェーンに卸し、そこそこの商売になっている。
・東急リバブルでも中国人購入者の開拓に当たっている。日本人に中国語を勉強させるよりも、日本語のできる中国人を採用して不動産知識を身に着けさせた方が手っ取り早いと言うことで、中国人社員の採用を始めた。
ホテル・観光業界でも、中国シフトのニュースが出ています。
・東横インが札幌に中国人旅行客を中心に顧客を取るホテルをオープンさせた。
・シーエイチアイが山中湖湖畔に中国人向けホテルを開業。建設途中で放棄されていた土地建物を完成させてオープン。山中湖からは中国人に人気の高い富士山が望めるので、日本人以上に高い稼働が見込める。
・中国では北海道旅行が大ブーム。北海道で結婚式を挙げたいと望むカップルが急増している。2009年に中国で大ヒットした映画「非誠勿擾(フェイ・チェン・ウーラオ)」で、クライマックスシーンで北海道の大自然が描かれ北海道ブームに火が付いた。
ただ、不動産業界では中国人相手で本当に商売になっているという話しは、現時点あまり聞きません。バスツアーを組んで有名別荘地を案内したけど、1件も売れなかった。都内の高額マンションをいくつか案内したが、見学だけで終わってしまったという話しは良く聞きます。
上海の金持ち層に日本の投資物件を紹介しているチャイナ・マネジメント沈さんの話しでは、中国人の金持ちは不動産の上昇している中国本土の物件に目が行ってしまう。不動産上昇が期待できない日本への投資は現段階熱心ではない。彼らが現時点日本の不動産に投資するのは、自分たちが使う(子供の留学用も含めて)ファミリー向けマンションが当分は主体だろうと言うことでした。
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