八重洲仲通りの大久保化

都市鑑定アドバイザリー（株） 不動産鑑定士　田中祥司

　銀座で最近見つけて衝撃を受けたお店が、居酒屋「こなつ」です。銀座通りの一本裏の銀座ガス通りを歩いていた時に、その看板を見つけました。若い女の子が上半身ビキニのブラを着て、下が超ミニスカート。そういう３人娘が並んだセクシーな看板が、銀座ガス通りの１階に出ているのです。ちなみに入居しているビルは、銀座２丁目の「ＧＩＮＺＡ２６９」で、まだ新しいグレードの良い店舗ビルです。この手の“セクシー居酒屋“まで入れなければならないほど、店舗需要は落ちているのでしょうか。　http://r.gnavi.co.jp/g454139/

　八重洲仲通りのビルを調査に行った時にも、同じようなセクシー居酒屋を発見しました。居酒屋「はなこ」です。「こなつ」ほど露出度は高くないものの、まあセクシー系です。ＨＰを見ると都内に２０店舗以上のなかなかのチェーン店です。八重洲仲通りは、東京駅に近い飲食店舗で賑やかな通りですが、バブル崩壊以降に風俗系店舗も出現し、年々品が落ちつつある通りです。http://i-hanako.com/index.html　

　先日、東京都内にいくつもビルを持つ隠れた名門ビル会社さんに挨拶に行った折、八重洲がちょっとヤバいことになっていることを教えてもらいました。

・八重洲仲通りからちょっと中に入ったところで、ロシア、中国などの外人女性が客引きをしている姿を最近見かける。

・どうもそれは、飲み屋だけの誘いに止まっていないようだ。

　まだ私自身は遭遇していませんが、もしそれが本当となると、多くの外人女性が声を掛けてくれる新大久保駅近くの百人町のようなことになってしまいます。八重洲エリアは、できるだけ急いで再開発を進めた方が良さそうです。