2011年10月7日(金)

観光協会は映像で情報発信

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

 観光情報を得るために、市のHPか観光協会のHPで良く調べています。しかし、これがほとんど得られる情報も少なければ、訴えかけてくるものも少ない。自治体と言う立場もあるのか、どれも同順位で並列的に並んでいるだけです。写真が並んでいても、動画で上手に観光地を紹介しているものはほとんどありません。

 これに対して上手なのが、テレビ局の観光番組です。最近は特に低予算化が進んでいますが、きちんとした見られる番組を作っています。地上波だとまだ顔と名前が一致する芸能人をレポーターで使っていますが、BSだとより低予算なのか、まだ売れていない若い女性タレントを使って演出しています。

 私が見た土曜朝の番組では、長野県上田市と松代を紹介していました。どちらも真田一族(父の昌幸、兄の幸信、弟の幸村こと信繁)由縁の歴史ファンには人気の土地です。この時のレポーターは初めて見る若い女性タレント一人でしたが、上田・松代(真田一族)の歴史と魅力を番組は上手に紹介していました。制作費は低くても、番組は面白くしたいという制作会社のプライドが感じられました。 

 テレビの番組を実際に制作しているのは、テレビ局ではなく下請け、孫請けの制作会社です。彼らは年々製作費が減額され苦しんでいる状況です。自治体や地元の観光協会は、これらの会社に直接頼んで、良質な観光情報の動画映像を作ってもらえば良いといつも思います。ただ写真を並べたHPよりは、ストーリーがあって観光名所を馴染みのタレントが説明して回る。これの方が見た人には強く訴えますし、じゃあ一度行ってみようかと思うでしょう。

 番組制作会社の方に、自治体の観光番組は1本どのくらいで制作できるか聞いたことがあります。その時は500万円くらいですかねとの回答でした。でも下請け制作会社の現状、テレビ局から受注する制作費を考えれば30分動画で200万円、300万円くらいで引き受けてくれると思います(あくまで私見の金額)。制作会社もテレビ局頼みでは、これ以上明日が無いというのは分かっていますから。

 このくらいの金額で観光動画番組を制作し、ホテル、飲食店からスポンサー料もらって紹介すれば、発注者(市、観光協会)の負担も減らせます。また地元出身のタレントに、地元のために肌を脱いでやってくれと頼めば、出演料だって減らせるでしょう。

 そしてこの映像を自治体のHP以外で、You-tube、ニコニコ動画等でも流す。さらに日本全国の良質な観光情報が見られる動画サイトを作ってしまえば、圧倒的なアクセスを得られるでしょう(少なくとも私は絶対見る)。観光動画情報界のクックパッドになれる可能性もあると思っています。

このエントリをはてなブックマークに追加このエントリをdel.icio.usに追加このエントリをLivedoor Clipに追加このエントリをYahoo!ブックマークに追加このエントリをFC2ブックマークに追加このエントリをNifty Clipに追加このエントリをPOOKMARK. Airlinesに追加このエントリをBuzzurl(バザール)に追加このエントリをChoixに追加このエントリをnewsingに追加

最新記事

不動産業界コラム

過去の記事

ページの先頭に戻る↑