2013年1月15日(火)

松山市の蔵元屋、愛媛県内の日本酒大半が飲めて買えるお店

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

松山に仕事に行き、地元のアーケード繁華街の大街道で食事をしました。入ったのは普通の居酒屋ですが、カワハギの刺身、鯛の煮付け、さより焼き、キスのてんぷらなど、東京では味わえない美味しさです。呑んで食べて勘定を済ませると、居酒屋の女性従業員さんが「日本酒が好きなら蔵元屋さんに行くと楽しいですよ。好きな日本酒もその場で買えるし。」と紹介してくれました。

蔵元屋は市電の「大街道」駅を東方に300mくらい行った大通り(国道11号線)沿いにあります。お店は立飲みスタイルの日本酒バーで、内装にお金は掛かっていませんが、なかなか洒落た感じです。壁の四方は冷蔵庫が取り囲み、数えきれないほどの日本酒が置いてあります(HPによると150種類)。

蔵元屋の特徴は、置いてある日本酒を試飲できることです。90mlくらいのグラスで、1杯100円から400円くらいで飲めます。お酒を飲んで騒ぐと言うより、ひたすら色々な日本酒を試飲しながら、自分の好きなお酒を購入すると言うお店です。来ているお客さんも、大体一人か、カップルと言う感じです。

ネットで見てみると、蔵元屋は地元愛媛県の日本酒アンテナショップで、28酒造が参加。お店の運営は蔵元や三セクではなく、地元酒屋店の横田商店が日本酒アンテナショップとして運営しています。HPを見ると、毎月色々な蔵元さんが自慢の酒を持ち寄り、日本酒ファンがここに集まって会費制パーティーをしているようです。

http://www.yokota-sake.com/kuramotoya/

あまりにも数が多くて選びきれませんが、居酒屋で石鎚、城川郷のお酒を呑んできたので、ここでは京ひなの吸毛剣(大吟醸)を呑みました。

飾ってあったので目に付いたのは、愛媛県22蔵元による統一銘柄「しずく媛」のお酒が販売開始されていることでした。ラベルのデザインは少しづつ違いますが、書いてあるのは同じ「しずく媛」の文字。

愛媛県内の日本酒を、ここに来ればほとんど呑めるというのは、素晴らしい仕組みです。特に愛媛県は高知県ほど日本酒で強いブランドが無いので、少しでも認知度を高めるのに良い試みだと思います。

この仕組みは日本酒立県を目指す地域であれば、是非取り入れて良いのではないでしょか。新潟の新幹線「越後湯沢駅」には昔から、県内の日本酒が呑めるコーナーがありましたが、とっても楽しい場所でした。蔵元屋を真似て、福島(特に会津地方)、山形、秋田、青森などは早速、県内日本酒アンテナショップを設けるべきです。

追記1)先日、松山出身事情通の方に蔵元屋の話しをしたら、「コンサルさんが入ってやり始めたんですよ」と教えてくれました。なるほど、それで「しずく姫」の統一ブランドというのが出て来たのか。

追記2)愛媛県の日本酒は大好きです。石鎚、城川郷、京ひな、どれもなかなかの日本酒です。蔵元屋で西条市の首藤酒造の「寿㐂心」、内子町の亀岡酒造「千代の亀」を勧められて買いましたが、寿㐂心はコクがあって美味しく、千代の亀は燗上がりで美味しかった。東京で愛媛県の日本酒がほとんど騒がれないのは、やはり宣伝不足なのでしょうか。山口県の旭酒造「獺祭(だっさい)」はここ2、3年でもの凄いメジャーになったのだから、やはりやる気だと思います。

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