ポケットチーフとラペルピン・ブローチ

都市鑑定アドバイザリー（株） 不動産鑑定士　田中祥司

私が親しくしている６０歳代後半の社長さんは、いつも洒落たポケットチーフをしています。上手にポケットチーフの膨らみを出したり、フワッと大きく花が咲くように出したり、変幻自在でポケットチーフを操ります。

いやーいいなぁ、うらやましいなぁ。私もそうやってポケットチーフをお洒落に見せたいと思いながら、今まではぐちゃぐちゃになったポケットチーフを突っ込んでいました。最近はネクタイをほとんどしていないので、ジャケット全体にアクセントが無く、のっぺりした感じ。これを補ってくれるのが、ポケットチーフなのです。

先日、三越銀座店６階のメンズフロアで、数枚ポケットチーフを購入しました。会計をしながら若い男性店員さんに、「あのぉ、どうやったらポケットチーフを上手に入れられるんでしょうか？以前、折り方の説明書をもらったことがあるのですが、全然要領を得ない説明書で未だに上手に入れられません」と聞いてみました。

平日の昼間でお客さんもいなかったせいか、丁寧に１０分くらい教えてもらいました。「スリーピークスを覚えれば、大体用は足りると思います。」なるほど、なるほど、何となく上手に入れられるかも知れない。

それからすぐ事務所に戻り、教えてもらった織り方を繰り返し行い、何とかマスターできました。さらにネットで検索すると、ちゃんと「ポケットチーフの折り方」と言うのが出てきます。ＹＯＵ－ＴＵＢＥ映像付なのでしっかり勉強できます。

・スリーピークス（角を三つ揃えて、角を出したり、真ん中の重なった部分を出す）

・パッフド（真ん中をつまんで、丸い部分をフワッと出す）

・クラッシュド（真ん中をつまんで、角のとがった部分を豪華に出す）

・トライアングル（結婚式のタキシードで使うような出し方）

・スクエア（正方形の詰まらない折り方）

http://www.ozie.co.jp/base/chief.html

もう一つ最近お洒落に目覚めたのが、「ラペルピン・ブローチ」です。ジャケットの襟のピンを刺す場所に付ける飾り物です。金属製できらきら光るので、付けるとかなりお洒落感が出ます。トンボ、トカゲ、クモ、熊さん、王冠、トランペットなどいろいろな形がありますが、私の場合はより目立つように、鎖付の２点で留める物を愛用しています。

そんなんで最近は必ず、ポケットチーフとラペルピン・ブローチをジャケットに付けています。ネクタイに比べればえらい安い金額でお洒落が楽しめて、かつライバル（身に付けている人）が滅茶少ない。これはお得かつ有効なお洒落方法です。