2013年3月9日(土)

カリスマツアコン平田進也さん「7億円稼ぐ企画力」の本

都市鑑定アドバイザリー(株) 不動産鑑定士 田中祥司

平田進也さんは、1957年生まれの日本旅行勤務のカリスマツアコンで、今までも数々の人気ツアーを作り上げてきた方です。「7億円稼ぐ企画力」平田進也著小学館発行の本を読んで勉強になった点をまとめてみます。

1)相手が本当に喜んでくれるものを提案、提供する。

2)商売を超えた人間関係を築く。

3)非日常、特別感を演出。田舎町での暗闇の幻想的なホテル。

4)その地元しか知らない世界に導く。町で一番の肉屋を案内したり、喰い倒れ・激安の串カツ店を案内。

5)サービスをし過ぎる。日本酒を試飲させても少しだけではなく、なみなみ注いで飲んでもらう。その方が本当に喜んでもらえ、結果的に沢山買ってくれる。

6)常識の呪縛を解く。シンガポールの超高級ホテル「ラッフルズホテル」のロングバーを貸切にして飲むツアーを企画。普通だと絶対にできないこの企画を可能にしたのはアイドルタイムの午後3時に入れてもらう。どんなに高額のレストラン、バーでもアイドルタイムだったら安価に利用できる。前例がなければ自分で作れば良い。

7)お得とお値打ちは違う。高くてもお値打ちと思ってくれれば顧客は満足してくれる。

8)アンケートには何も表れない。生の声を聞け。

平田さんが企画したツアーの中で、「仇討ツアー」4時間、旅行代金18,000円、移動手段は徒歩+タクシーというのがあります。普段旦那さんが行っている飲み食いを家庭の主婦の皆さんが、“仇討ち” と称して自分たちも体験させてもらうツアーです。

・銀座のクラブに午後5時に行って、飲んで喋って1時間滞在。銀座の高級クラブも7時前ならお客さんもいないので、女性の方が多数来店しても歓迎してくれる。

・次にバブル時代にできた高級レストランでフルコースの食事をする。アルコール飲み放題を付けても女性は大して飲まないので、お店も出費が少なくて済む。男は「飲む、打つ、買う」。これに対して女性は「喋る、喋る、喋る、そして食べる」マシンガンのように喋りまくり、ストレス発散をする。

・食事の後は、ニューハーフショーに行って楽しむ。

地方の高級旅館、名門料亭でもアイドルタイムを使って、観光客に安く使ってもらうという戦略は大いにありそうです。その空間が素晴らしければ、一度体験したお客さんは次回には宿泊、食事に訪れてくれるでしょう。

「奈良五條おもしろツアー」という地元歩きツアーも喜ばれているそうです。地元の人しか知らない肉屋さんのコロッケ、お饅頭屋、串カツ店、豆腐屋、柿の葉寿司店。これらを各自が勝手に楽しみながら、江戸時代の街並みが残る五條をぶらぶら歩く。これだけのツアーが大人気と言うのです。売り手よし(ツアー会社)、買い手よし(ツアー参加者)、世間よし(地元)の三方一両得のツアーです。今まで観光客も少なかった町に、多数の観光客が訪れるようになり、地元の方に喜んでもらえるツアーになっています。

とかく地元の人には当たり前すぎて、都会の人には喜んでもらえるものではないと考えてしまいがちです。しかし、都会の人には昔ながらの風景、街並み、建物、伝統料理、風習を体験できることが旅行の喜びとなります。名所、旧跡が無くても、地元の方とツアー会社の創意工夫で、一流の観光地にできるはずです。

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